「お店でのイタリア式マナー」
2005年 03月 10日
先日、日本から友人が遊びにきて、一緒にフィレンツェの鞄屋さんに入った時の出来事です。
ここのお店はとてもかわいいく私のお気に入りでもあり、シーズンが変わる度によく見に行っているのですが、お店の店員さんはイタリア人女性で2名、いつも同じ人。
雇われているというよりは、自分達でやっているお店といった感じ。
お店での「イタリア式マナー」に慣れた私はお店に入るとまず、
自ら店員さんに「BUON GIORNO」とニッコリ挨拶。
(店員さんが接客中の時は言わないときもありますが)
店員さんも、挨拶を返してくれます。
お客のほうから言わないと「シーン」としてしまいます。
これが、GUCCI、BULGARIなど、高級ブティックになるとちょっと店員の態度もインターナショナルな教育を受けているせいなのか違うときがありますが
(お店の人から挨拶してくる)たいてい普通のイタリアのお店では上記のようなやり取りです。
そして、きれいに並べられた商品をなるべく手に触れないように見て、
「これ!」と思った物のみ手に触れて値段チェックや、商品をよく見ます。
手に触れる前に、「POSSO?」(触れてもいいですか?)と聞くこともあります。
そうすると「PREGO PREGO」(どうぞどうぞ)と感じよく見せてくれます。
しかし、このようなイタリア式になれていない、、
いや日本での店員さんに慣れてしまっている友人は、
「かわいい~!」とあれこれ触れて、ショーウィンドウにきれいに
飾られた商品を、自力で「よいしょ!」と手にとってしまったのでした。
ハンドバッグと一緒にレイアウトされていた、リボンやアクセサリー
の位置がずれてしまいました。
その時「やばっ」と直感的に感じてしまった私は店員の方をみると
「厳しい顔をしてジッと座ってみている」ではありませんか、、、。
この場合、、日本だったらきっと「よいしょ!」と手を伸ばしているときに
「お取りしましょうか」と店員が近づいてきたに違いありません。
もしくは手遅れだった場合は、リボンなど、ショーウィンドウが崩れたときに、
「あ、よろしいですよ」などど笑顔で、直しにきてくれたことでしょう。
たとえ内心「ムッ」としていても、、おそらくこのような反応でしょう。
しかし、ここはイタリア、、露骨にいやな顔をされてしまったので、
「SCUSA」(私)「I'M SORRY」(友人)と謝る我々。
そして、「いいのよ、、」とは言わなかった店員、、、。
確かに友人が手にとろうとしていた鞄は同じ商品の色違いが手元にあったのだが、、、。
ま、ここまでならよくある話。
さて、ここからです、、、BLOGにわざわざ書こうかな、、と思ったのは。
友人がかなり時間をかけて選んでいるので暇だった私は、店員さんと
世間話を、、、。
「以前に私がこのお店で購入した鞄はとっても素敵でよくほめられるのよ。
お店の名前を聞かれるのでお店のカードもらっていい?」などちょっと
うそではないが、、気持ちヨイショ、、。
そして、、しばらくして、店員さんが
「ね~、あなたは、イタリア語も日本語もよくできるので、
お願いがあるのだけれど、、、ショーウィンドウのものを触らないで、、と日本語で書いてもらえる?」
と言われたのです、、、(当て付け?)。
友人を待っている間暇だったし、、「いいですよ」と引き受け、紙をマジックを待つ、、。
確かにイタリア語でショーウィンドウに「NON TOCCARE(触らないで)」
と書いてあったことに
気がつく、、。今回のこともあり、単純に日本語訳が必要だと思ったのだな、、と解釈。
さて、日本語にする場合「触らないでください」だと感じが悪いだろうから、、
「恐れ入りますが、お手を触れぬようお願いします」がいいかな、、、など頭の中で考えていた、、、。
しかし、、、その紙とマジックを店員さんは最後まで持ってくることはなかったのです、、、、。
つまり、、、「ただの嫌味?」、、、だったわけですね、、、。
ちょっと陰湿、、、、。
あ、、あと、イタリアではお店を出るときもお客さんはちゃんと挨拶します。
「CIAO(バイバイ!)」
「GRAZIE ARRIVEDERCI(ありがとう、またね。さようなら)」
「BUONA GIORNATA(良い一日を」
「BUON GIORNO, BUONA SERA」
「BUONA FINE SETTIMANA」(良い週末を)
などです。
店員さんは自ら言う場合と、言わない場合が、、(買ったときはたいてい言ってくれます...)
日本の「ありがとうございました!」になれていると、
無言の店員に会うと「ナニ!?」と思ったりしますが、
別に喧嘩を売られたわけではないので落ち着きましょう。
イタリア旅行、留学はフィレンツェウェブ・ネットからどうぞ!
クリックよろしくペルファボーレ
ここのお店はとてもかわいいく私のお気に入りでもあり、シーズンが変わる度によく見に行っているのですが、お店の店員さんはイタリア人女性で2名、いつも同じ人。
雇われているというよりは、自分達でやっているお店といった感じ。
お店での「イタリア式マナー」に慣れた私はお店に入るとまず、
自ら店員さんに「BUON GIORNO」とニッコリ挨拶。
(店員さんが接客中の時は言わないときもありますが)
店員さんも、挨拶を返してくれます。
お客のほうから言わないと「シーン」としてしまいます。
これが、GUCCI、BULGARIなど、高級ブティックになるとちょっと店員の態度もインターナショナルな教育を受けているせいなのか違うときがありますが
(お店の人から挨拶してくる)たいてい普通のイタリアのお店では上記のようなやり取りです。
そして、きれいに並べられた商品をなるべく手に触れないように見て、
「これ!」と思った物のみ手に触れて値段チェックや、商品をよく見ます。
手に触れる前に、「POSSO?」(触れてもいいですか?)と聞くこともあります。
そうすると「PREGO PREGO」(どうぞどうぞ)と感じよく見せてくれます。
しかし、このようなイタリア式になれていない、、
いや日本での店員さんに慣れてしまっている友人は、
「かわいい~!」とあれこれ触れて、ショーウィンドウにきれいに
飾られた商品を、自力で「よいしょ!」と手にとってしまったのでした。
ハンドバッグと一緒にレイアウトされていた、リボンやアクセサリー
の位置がずれてしまいました。
その時「やばっ」と直感的に感じてしまった私は店員の方をみると
「厳しい顔をしてジッと座ってみている」ではありませんか、、、。
この場合、、日本だったらきっと「よいしょ!」と手を伸ばしているときに
「お取りしましょうか」と店員が近づいてきたに違いありません。
もしくは手遅れだった場合は、リボンなど、ショーウィンドウが崩れたときに、
「あ、よろしいですよ」などど笑顔で、直しにきてくれたことでしょう。
たとえ内心「ムッ」としていても、、おそらくこのような反応でしょう。
しかし、ここはイタリア、、露骨にいやな顔をされてしまったので、
「SCUSA」(私)「I'M SORRY」(友人)と謝る我々。
そして、「いいのよ、、」とは言わなかった店員、、、。
確かに友人が手にとろうとしていた鞄は同じ商品の色違いが手元にあったのだが、、、。
ま、ここまでならよくある話。
さて、ここからです、、、BLOGにわざわざ書こうかな、、と思ったのは。
友人がかなり時間をかけて選んでいるので暇だった私は、店員さんと
世間話を、、、。
「以前に私がこのお店で購入した鞄はとっても素敵でよくほめられるのよ。
お店の名前を聞かれるのでお店のカードもらっていい?」などちょっと
うそではないが、、気持ちヨイショ、、。
そして、、しばらくして、店員さんが
「ね~、あなたは、イタリア語も日本語もよくできるので、
お願いがあるのだけれど、、、ショーウィンドウのものを触らないで、、と日本語で書いてもらえる?」
と言われたのです、、、(当て付け?)。
友人を待っている間暇だったし、、「いいですよ」と引き受け、紙をマジックを待つ、、。
確かにイタリア語でショーウィンドウに「NON TOCCARE(触らないで)」
と書いてあったことに
気がつく、、。今回のこともあり、単純に日本語訳が必要だと思ったのだな、、と解釈。
さて、日本語にする場合「触らないでください」だと感じが悪いだろうから、、
「恐れ入りますが、お手を触れぬようお願いします」がいいかな、、、など頭の中で考えていた、、、。
しかし、、、その紙とマジックを店員さんは最後まで持ってくることはなかったのです、、、、。
つまり、、、「ただの嫌味?」、、、だったわけですね、、、。
ちょっと陰湿、、、、。
あ、、あと、イタリアではお店を出るときもお客さんはちゃんと挨拶します。
「CIAO(バイバイ!)」
「GRAZIE ARRIVEDERCI(ありがとう、またね。さようなら)」
「BUONA GIORNATA(良い一日を」
「BUON GIORNO, BUONA SERA」
「BUONA FINE SETTIMANA」(良い週末を)
などです。
店員さんは自ら言う場合と、言わない場合が、、(買ったときはたいてい言ってくれます...)
日本の「ありがとうございました!」になれていると、
無言の店員に会うと「ナニ!?」と思ったりしますが、
別に喧嘩を売られたわけではないので落ち着きましょう。
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by firenzewebnet
| 2005-03-10 20:10
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