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ババレーゼ!

ババレーゼ!_b0004407_1954599.jpgもう5年近くもイタリアに住んでいるというのに、あまり関心のなかったものって
視界に入らないというか、気がつかないもんですね。

DOLCE、私も当然好きなのですが、食べるのが好きなのです。
まあ、あまり甘党ではないので、それほど執着はしませんが。

作ったりもたま~~にはしますが、ほんとにたま~~になので、
自分の知っているものしか作っていませんでした。

今まで食べたことのあるDOLCEの名前とかもなんとなく教わっても流していたのでしょーね。

で、いつも知らぬうちに流し聞きしていた言葉も
訳さなくてはならなくなると違います。
当然、しっかり一語一語聞いて、分からない言葉がでてくるとCHECK!
単語の由来まで根掘り葉掘りきいたりすることもある。

そんな中、私は、今まで「ババレーゼ」という言葉を知らずに生活をしていたことが判明しました。

BAVARESE!

最初聞いたときは、ドイツの町名(バイエルン:英語ではバヴァリアと呼ぶ)にも同じのがあるという説明も受け、
「ふむふむ。このDOLCEの名前なんだ。」と思っていたが、
出来上がった姿、いやその仮定で既に「あれ?」と思っていたが
「ババロアじゃないか!」(そのときまだ、ババレーゼ=ババロア と気がついていない)
「え、(とっさにババロアという言葉が出てこなかったため)プリンのようなもの?」
と質問。

「プリンに生クリームを入れたようなもの。もっとやわらかい」のだそう。

「ババロアの定義」がどうかは知らないが、BAVARESEの定義は、
プリンのようなつくり方に生クリームを入れるのだそうだ。

で、家で身近なイタリア人みんなに
「今日、BAVARESEを作った」といったら
皆(大して料理に興味もなさそうな人さえも)「へ~BAVARESEね」と普通に反応する。

そりゃそうだ、日本人の料理にたいして興味のない人でも
「ババロア」くらい知っているだろう。

ということで、お菓子の本など見てみると
いろんなババレーゼのつくり方!
ってのがあり、いちごソース、チョコレートソース、などいろ~~んなのが載っていた。

日本では
「イタリア風、ババロアのことをババレーゼ」とか呼んだりするのかしら?
イタリア風のほうが日本風よりも、ゼラチン度が少ないような気がします。
もっとクリーミーな感じ。

*********
ちょっと調べたところ、
お菓子好きの間では「ババレーゼ」で通じるのですね。日本でも。
「カフェオレ」と「カフェラッテ」の違いのようなもんでしょうかね。
「シャンパン」と「スプマンテ」も同じことですね。

日本ではやはりフランス語が元になっている言葉のほうがなじみがありますね。
で、ちょっと「イタリアつう」な方は上記のような違いを知っているのでしょう。
*********
by firenzewebnet | 2006-03-25 19:35 | イタリア料理